食品スーパーの水域表示|食品の安全性への対応

作成日:2015年7月29日

最終更新日:2024年04月26日

タグ:#スーパー #水域表示 #水産庁 #水産物 #食品

食品安全への関心が高まり、消費者は水域で魚を選ぶ人も増えてきているようです。この記事では、スーパーでの水産物の水域表示の取り組みについて解説します。水域表示を理解し、消費者が安心して商品を購入できるようにしましょう。

スーパーで広がる魚の水域表示

食品の安全に対する不安が高まる中、食品スーパーでは魚がどの水域で捕れたかを表示する取り組みが広がっています。特に、千葉県以北の太平洋で捕れた水産物に対して、水産庁は2011年10月から漁業関連団体に対し、水域表示を行うよう通知しました。消費者の産地表示開示を求める要求が多く、スーパーで導入が広がっています。

生産水域の表示方法

生産水域名の表示方法など、詳しくは水産庁ホームページで確認できます。

「県名表示」から「水域表示」へ

水域表示

東日本の太平洋を7つの水域に分けた表示により、消費者は購入時に選別ができるようになりました。つまり、より安心して食品を選べるようになったのです。水揚げされた港や地域を示すことで、消費者の信頼を得ることに繋がります。

水域表示

太陽魚種と表示例は以下の通りです。

対象となる魚種と表示例

海洋を高速で遊泳しながら回遊している回遊性魚種が対象です。
対象は以下の通りです。

  • サンマ
  • ブリ
  • マアジ
  • いわし類
  • サバ類
  • カツオ
  • マグロ類
  • カジキ類
  • サケ・マス類
  • ネズミザメ
  • ヨシキリザメ
  • アオザメ
  • スルメイカ
  • ヤリイカ
  • アオリイカ

「三陸北部沖」など、水域区分図+水域名で表示されています。
消費者がどこで捕れたかを明確に理解できます。また、ヒラメ、アナゴ、ふぐなどの沿岸性魚種は「各県沖」と表示されます。

表示例

表示例は以下の通りです。

表示例

まとめ

この記事では、スーパーで販売する魚の水域表示について紹介しました。2011年以降、千葉県以北の太平洋で捕れた水産物に対して水域表示が行われ、消費者は水揚げされた水域を参考に商品を購入できます。商品に水域表示をして消費者のニーズに応えましょう。

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この記事の筆者

中嶋

OSP TOP NEWS 編集担当。
OSPの製品やサービスの情報から、包装や食品表示に関する法改正やトレンド情報まで、多岐にわたるジャンルの記事を20年以上にわたり執筆。
食品包装の豊富な知識を活かして、最近では製造メーカーの組合や、包材メーカーが主催の、衛生説明会に招かれて講師などを務める。
趣味はソルトルアーフィッシング。

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