万博開催で食品ロスについて考えてみました【vol.532】
作成日:2025年4月4日
最終更新日:2025年04月04日
大阪・関西万博がいよいよ開幕!持続可能な社会を目指す、食のサステナブルにも注目が集まります。食品ロスについてご協力できる製品などをご紹介いたします。
目次
フードロスの問題とは
日本は世界有数のフードロス大国といわれています。
年間およそ472万トン以上の食料が廃棄されているといわれています。
国民全員が毎日おにぎり約1個分を捨てていることになります。


なぜフードロスはおこるのでしょうか?
【その1】規格外

商品割れや少しの傷、パッケージの汚れ、サイズ違いなど、味や品質は問題ないにもかかわらず、「規格」から外れたことで販売されず廃棄される商品があります。
【その2】季節商品

恵方巻きやクリスマケーキ、桜や紅葉などの四季折々のパッケージ、楽しく華やかなイベントが終了すると同時に行き場を失ってしまう商品も少なくありません。
【その3】3分の1ルール

「3分の1ルール」とは製造日から賞味期限までの期間を3等分し、納品や販売期限を設ける商習慣になります。
製造から最初の3分の1を超えると賞味期限がまだ残っていても廃棄される可能性があります。
製造メーカーの取組は
食品ロスでよく捨ててしまうもの1位が「野菜の芯や皮」で7割以上と言われています。野菜の芯や皮を使用したドライフーズを製造し、地産地消品として販売される製造メーカーもあります。
また、野菜の皮などを使った料理教室も開催されるメーカーもございます。

野菜にダメージを与えない独自の洗浄方法を開発。また、10℃以下の低温の流通管理を構築し、千切りキャベツの消費期限を1日延長している、大手メーカーもございます。売れ残りによる廃棄ロスの削減に。

その他、製造メーカーの取組は
賞味期限が1年以上ある調味料や加工食品、コーヒーなどで、「年月」表示を採用しているメーカーも。
また、しょうゆなどの商品が開栓後120日間保存できるように容器を見直したメーカーもございます。


食品ロスを考慮した商品には環境を考慮したラベルで!
パーム油を製造する際に⽣じるパームヤシカサをパルプ化して、原料に配合して製造した紙「パームヤシックス®」を使⽤したラベルです。
ラベルも環境問題解決に貢献しているものへ変更してみませんか。
※「パームヤシックス®」は、株式会社クラウン・パッケージが開発した紙です。

食品ロスを考慮した商品をネットで販売してみませんか?
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食品ロスへの取り組みや経緯などをウェブサイトでアピールができます。
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購入してすぐに食べる場合に、商品棚の手前にある商品など、販売期限の迫った商品を積極的に選ぶ購買行動。
「てまえどり」のPOPもおすすめです!

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この記事の筆者

中嶋
OSP TOP NEWS 編集担当。
OSPの製品やサービスの情報から、包装や食品表示に関する法改正やトレンド情報まで、多岐にわたるジャンルの記事を20年以上にわたり執筆。
食品包装の豊富な知識を活かして、最近では製造メーカーの組合や、包材メーカーが主催の、衛生説明会に招かれて講師などを務める。
趣味はソルトルアーフィッシング。