総額表示の義務化について【Q&A】
作成日:2021年2月25日
最終更新日:2024年07月18日
2021年4月1日より適用された総額表示義務についてまとめました。よくある疑問をQ&A形式で回答しています。総額表示に関するシールやPOP製作はOSPまでお問い合わせください。
目次
総額表示とは

総額表示とは、値札やラベル、チラシなどの価格を表示する際に、消費税額(地方消費税額も含む)を加算した価格を表示することです。
「税込価格」「○×円(税込)」などと表示された値札タグ(下げ札)・価格ラベル・プライスカードなど、税込みで支払う価格がわかる値札は総額表示に対応したものになります。
総額表示の義務化はいつから?
2021年4月1日より総額表示義務が適用されます。総額表示義務の適用により、消費者は商品を購入するのにいくら払えばいいのか分かりやすくなります。また、値段の比較が容易になります。
総額表示はシール・レールPOPで対応
訂正シールで対応

直近で表示を変更しなければいけない場合は緊急で訂正シールを貼って対応が可能です。弊社までいつでもお問い合わせください。
棚に貼るレールPOPで案内

4月以降の売り場ではPOPや値札などが税込み価格に変更が予想されます。消費者への案内が必要な場合、期間限定で貼ってはがせるレールPOPでの案内表示をおすすめいたします。
総額表示義務に関するQ&A
総額表示の義務化に関して、よくある質問に回答します。
4月以降の価格表示が消費税込の総額表示になることで混乱などはありますか?
見た目の価格体系は変わりますが、これまでの本体価格と税込価格との併記も認められるため混乱はないとみています。

「980円(税込1,078円)」の表示の場合、文字の大きさは多少差をつけてもいいですか?
文字の大きさに関して決まりはありません。ただし、大きさを変えることで、税抜価格が税込の価格であると消費者に誤認を与えたり、トラブルを招くような表示をしないように注意する必要があります。

値引きシールにおける価格の表示はどうしたらいいですか?
店舗などにおける値引き販売の際に行われる価格の表示、「○割引」や「○円引き」とする表示自体は総額表示義務の対象とはなりません。値札などに表示される値引き前の価格は総額表示としておく必要があります。
なお、値引き後の価格を表示する場合は総額表示とする必要があります。

ガイドラインは国税庁HPより閲覧可能
総額表示の義務付けに関するガイドラインは、国税庁のホームページより確認することができます。
資料ダウンロード
総額表示のシール・POP製作はOSPまでお問い合わせください。

この記事の筆者

中嶋
OSP TOP NEWS 編集担当。
OSPの製品やサービスの情報から、包装や食品表示に関する法改正やトレンド情報まで、多岐にわたるジャンルの記事を20年以上にわたり執筆。
食品包装の豊富な知識を活かして、最近では製造メーカーの組合や、包材メーカーが主催の、衛生説明会に招かれて講師などを務める。
趣味はソルトルアーフィッシング。