「識別表示」のルール改正点・Q&A
作成日:2020年5月19日
最終更新日:2024年07月18日
2020年4月1日から識別表示のルールが一部改正となりました。改正点についてわかりやすく解説しています。また今回のルール改正に関して、よくあるQ&Aも掲載していますのでご参考ください。
目次
識別表示とは
ごみを排出する際の分別を容易にするため、5種類の容器・包装に識別マークを表示する義務があります。それが識別表示です。
このうち、アルミマーク、スチールマーク、PETマークの3種類のマークが一部改正の対象です。
容器包装の識別表示は義務されている
「資源の有効な利用の促進に関する法律」に基づき、飲料用のスチール缶やアルミ缶、プラスチック製容器包装、食料品・清涼飲料・酒類のPETボトル、紙製容器包装には、識別マークを表示することが義務づけられています。
識別表示のルール改正点
識別表示のルールについて、改正となった点をわかりやすくまとめました。
改正点1:アルミ缶・スチール缶・PETボトルのマークサイズが6mmのサイズまで縮小可能
マークサイズの縮小が可能になりました。今まで内容量にあわせてサイズが決まっていましたが、最小サイズで表示ができます。少量のペットボトルでも余裕をもって入れることが可能です。
改正点2:PETボトルの場合、外装単位の販売に限り外装表示を行うことで個別表示が不要
通販などケースでの販売に限り個別表示が不要となりました。ただしバラ売りは対象外です。
識別表示のマークに関するQ&A
識別表示のマークについてよくある質問に回答しました。ご参考ください。
マークのサイズを6mmまで縮小した意味が知りたいです
容器包装の貼られるラベルへの記載事項が増加しており、今後も増える傾向が想定されます。消費者のニーズの変化により飲料容器の小型化が進み、表示可能面積が縮小傾向にあることでサイズを見直すことにしました。
改正前のサイズを使ってはいけないのですか?
今回の改正はより小さなサイズまで縮小可能とするものであり、改正前の従来サイズで表示している容器包装もこれまで通り活用いただけます。
農林水産省のHPより閲覧可能
容器包装の識別表示に関する資料は、農林水産省のホームページよりダウンロードすることができます。
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この記事の筆者
中嶋
OSP TOP NEWS 編集担当。
OSPの製品やサービスの情報から、包装や食品表示に関する法改正やトレンド情報まで、多岐にわたるジャンルの記事を20年以上にわたり執筆。
食品包装の豊富な知識を活かして、最近では製造メーカーの組合や、包材メーカーが主催の、衛生説明会に招かれて講師などを務める。
趣味はソルトルアーフィッシング。