京都らしく雅やかな和柄と箔押し加工の光沢により華やかで上品なラベルに

聚楽第 リミテッド・エディション

シール・ラベル

デザイン

京都らしく雅やかな和柄と箔押し加工の光沢により華やかで上品なラベルに

聚楽第 リミテッド・エディション
麻原酒造株式会社様からのご依頼

業界

食品 酒造業

地域

京都府

従業員数

約25名

取扱製品

シール・ラベル、デザイン

課題

脱・古風な和紙ラベル デザイン一新

Customer’s request

事例レポート

ご依頼

聚楽第 リミテッド・エディション
京都の酒処といえば伏見が有名ですが、実は京都での造り酒屋の発祥は良質な地下水に恵まれていた市街の中(洛中)だそうです。その洛中の地で1893年に創業し、今では洛中で唯一の酒蔵として130年の歴史がある佐々木酒造様よりご依頼を受けたラベルをご紹介します。同社の北側には、豊臣秀吉が趣味の茶道を楽しむために建てた邸宅「聚楽第」があり、その敷地には千利休が茶室付きの家を建てて茶の湯に用いたと伝わる「銀明水」が採水されていました。良質なお水に恵まれた同社は聚楽第跡地のお水を酒造りに使用されています。

佐々木酒造様のお取引は、日本酒の瓶にラベルを貼りつけるラベラー機を導入いただいたことがご縁でした。その後、表敬訪問した際「ぜひデザイン提案をさせいただきたい」と申し出たことがきっかけで、デザインのお取引も始まりました。当時は、白和紙に筆文字の日本酒らしいデザインでしたが、四代目蔵元である社長は、「京都の商売は儲けることよりも続けることを考える」という京都で伝わる言葉を念頭に、次世代にも愛される日本酒造りのために古都・京都らしく“はんなり”と、そして華やかで美しいデザインのラベルに一新したいとお考えでした。さらに、京都は人気観光地として国内だけでなく、海外からも多くの観光客が訪れることから、日本らしさも表現しつつ高級感がある上品なデザインを構想されていました。

ご提案

聚楽第 リミテッド・エディション
まずは、お酒の種類や味わい、価格、用途(日常・贈答)をヒアリングして、デザイナーを集め一丸となってデザイン制作を開始しました。上品でありながらもきらびやかなもの、彩り豊かな和モダンなものなど、10点の雅やかなデザインをご提案したところ、社長からは「想像を上回るクオリティ」と好評価をいただきました。社内投票の結果、洛中にある酒蔵らしさを表現しつつ、酒造りに欠かせないお水をイメージしようと考えてご提案した、しずくをモチーフで表現したデザインに決まりました。みやびやかな和柄を散りばめ、加工による銀と青の箔押しやラベル原紙の光沢により、高級感がありながらも上品なデザインを採用していただきました。

納品した製品

聚楽第 リミテッド・エディション

仕様

材質: 銀消ホイル紙(SMNS7)
ロット:5,000枚(720ml)、3,000枚(1.8L)
印刷: オフセット5色(CMYK+白)
加工: 銀艶箔押し、青艶箔押し

Interview

インタビュー

コメント

担当営業

本製品のデザインを皮切りに、新しい企画の際には我々が提案するデザインをご用命いただくことが増えました。
当初に比べ店舗の棚に並ぶ製品をさらに彩り豊かにできたこと、また、佐々木社長より「大阪シーリング印刷さんにお願いすれば、こちらの希望するデザインが出てくる」というお言葉をいただくたびに、自信につながっています。現在はラベルだけでなく、パッケージ製品・フィルム製品、販促POPなど、弊社の強みであるワンストップでのお手伝いを進めています。大阪シーリング印刷のメイン事業であるラベル印刷だけでなく、佐々木酒造様より発信される「情報・機能・想い」を形にし、消費者の皆さまに魅力をお伝えするパートナーである気概を持ってご提案を続けていきます。

担当デザイナー

デザイン制作にあたり特に意識していることは、商品特長を的確に理解してデザインで表現すること、お客様が抱えている課題をデザインで解決することです。私たち大阪シーリング印刷のデザイナーは、デザインだけでなく紙質、印刷機、印刷方式の知識もあります。この3つの知識を持っていることは、他社にはない強みであり、完成後の出来栄えをイメージしながら印刷可能なデザインをご提案することができます。今回もキラキラとした光沢がどのような色味で光るのかを想定して制作、ご提案できたことがデザインを採用いただくキーポイントになったと思っています。

なんでもご相談ください

見積もりが欲しい、どんな製品を選べばよいかわからない、とりあえず話を聞いてほしい。そんなときはお気軽にご相談ください。北海道から沖縄まで、全国で勤務する営業メンバーとデザイナーが、すぐにご対応します。