LIMEX Sheetを基材に
使用したラベル
石灰石を使用。環境保全と機能性を両立した新素材ラベル株式会社TBMが開発した石灰石を主原料とする「LIMEX Sheet」80μmをOSPグループが長年培ったシール・ラベル製造のノウハウを活かし、粘着剤の塗工および印刷技術の最適化を行うことでラベルへの実用化を可能にしました。
株式会社TBMが開発した石灰石を主原料とする「LIMEX Sheet」80μmをOSPグループが長年培ったシール・ラベル製造のノウハウを活かし、粘着剤の塗工および印刷技術の最適化を行うことでラベルへの実用化を可能にしました。
About LIMEX
LIMEXとは
LIMEXは、(株)TBM社が開発した製品で、石灰石を主原料としたリサイクル可能な環境配慮素材です。石灰石(炭酸カルシウム)と熱可塑性の樹脂などを配合・混練した材料から作られており、プラスチックと紙を代替する機能を持っています。 石灰石は世界中に豊富に存在し、日本でも自給自足できる資源です。石灰石を使うことによって石油や森林資源、水資源といった枯渇リスクの高い資源を保全することが出来ます。
LIMEX SheetはLIMEXを均一なシート状に成形したもので、各種プラスチックや紙製品の代替品として、現在1万以上(2022年11月時点、事業所登録数含む)の企業や自治体で採用されています。 LIMEX Sheetは紙と比較した際に、製造時の水使用量を大幅に軽減することができます。また、石油由来プラスチックと比較した際に、製品のライフサイクル全体で、二酸化炭素(CO₂)などの温室効果ガスの排出量を軽減することが出来ます。
The current state of paper and plastic
紙とプラスチックの現状
プラスチック・紙消費の拡大
世界人口増加や経済成長により、2060年にはプラスチックの使用量が現在の約3倍(※1)に、紙の使用量は約2~3倍(※2)に増加すると予測されており、それに伴う資源利用量の増加と枯渇リスクの高まりが見込まれます。
※1:経済協力開発機構(OECD)「Global Plastics Outlook: Policy Scenarios to 2060」(2022)
※2:憂慮する科学者同盟(Union of Concerned Scientists)「Planting for the Future」(2014)
※1:経済協力開発機構(OECD)「Global Plastics Outlook: Policy Scenarios to 2060」(2022)
※2:憂慮する科学者同盟(Union of Concerned Scientists)「Planting for the Future」(2014)
日本の消費事情
日本はプラスチックと紙の大量消費国。1人当たりのプラスチック容器包装廃棄量は年間約32kgで世界2位(※3)。また、1人当たりの消費量は世界平均の3倍以上の年間178kg(※4)と高い。
※3:国連環境計画(UNEP)「SINGLE-USE PLASTICS A Roadmap for Sustainability」(2018)
※4:日本製紙連合会(元データは「RISI Annual review 2020」)
※3:国連環境計画(UNEP)「SINGLE-USE PLASTICS A Roadmap for Sustainability」(2018)
※4:日本製紙連合会(元データは「RISI Annual review 2020」)
世界共通で危惧される環境問題
気候変動と温暖化による氷の溶解や異常気象、海面上昇が進行し、温室効果ガス排出による気候変動が深刻化。生態系の破壊、生物多様性の減少も懸念されており、環境汚染は健康被害と生態系への影響を増大させているため、国際協力による解決が不可欠です。
これらの原因には、資源の乱用が課題の背後にあり、持続可能な未来へ向けた資源管理と消費の見直しが急務となっています。
これらの原因には、資源の乱用が課題の背後にあり、持続可能な未来へ向けた資源管理と消費の見直しが急務となっています。
Product effect
LIMEX Sheetを基材に使用したラベルがもたらす効果
石油由来プラスチックとCO₂を軽減
石油由来のプラスチックでできた製品をLIMEX Sheetを基材に使用したラベルに置き換えることで、石油の使用量が軽減できます。焼却時の二酸化炭素排出量も石油由来のプラスチック製品よりも少ないです。
また、紙でできた製品を置き換えることで、木材パルプの使用量を軽減でき、大気中の二酸化炭素を軽減できます。
また、紙でできた製品を置き換えることで、木材パルプの使用量を軽減でき、大気中の二酸化炭素を軽減できます。
森林・水資源の保全に貢献
LIMEX Sheetを活用することで、木材パルプの使用量の軽減、水の使用量、工業排水の排出量の軽減などにより、森林・水資源の保全にも貢献しています。
資源の枯渇リスクの低減とサステナブルな資源調達
LIMEX Sheetの主原料である石灰石は、採掘場所の限られた石油と違い世界中に豊富に存在しています。もちろん日本にも自給自足が可能なほど豊富に埋蔵しており、国内での原料調達が可能で国際情勢に影響されにくい特徴があります。
また石灰石は採掘にかかるエネルギーとコストも一般的な鉱物資源に比べて低くなっています。
また石灰石は採掘にかかるエネルギーとコストも一般的な鉱物資源に比べて低くなっています。
Product features
LIMEX Sheetを基材に使用したラベルの特長
優れた耐久性と耐水性
紙素材のラベルと本製品を比較した場合、耐久性と耐水性に優れているため、水滴の付着が想定される製品の粘着ラベル用途に適しています。その為現在、合成紙をご利用のラベルからLIMEX Sheetを基材に使用したラベルへの切り替えもご提案します。
エシカル消費について
LIMEX Sheetを基材に使用したラベルは、環境負荷低減に役立つラベルです。自社製品にご利用いただくことで、環境保全を意識した企業姿勢のアピールへ繋がると同時に、エシカル消費を意識した生活者に対して購買行動にも繋がります。
Usage example
LIMEX Sheetを基材に使用したラベルの活用例
特長1
結露や水に濡れる製品に
LIMEX Sheetを基材に使用したラベルの耐水性によって、水濡れや結露が気になるシーンでも安心して利用できます。ペットボトルやガラス瓶、シャンプーボトルなど、さまざまな場面で高い性能を発揮します。
特長2
耐久・耐水性が必要なシーンで
雨濡れや耐久性が求められる屋外での利用にも対応し、車やバイク、自転車のステッカーや自動販売機、窓ガラスなどに貼る場合にも最適です。
特長3
飲食店のテーブルや座席のシールに
飲食店のテーブルやいすなど、頻繁に汚れや水濡れが起こる場所にも適したステッカーです。清潔さをキープしつつ、宣伝や情報の発信が可能。効果的な顧客接触が期待できます。
特長4
環境問題への対応のアピールに
LIMEX Sheetを基材に使用したラベルを使用することで、サステナブルで環境に配慮した製品を提供していることを強調し、消費者に環境問題への取り組みをアピールできます。エシカル消費者の関心に応え、持続可能な未来への共感を共有することで、積極的な購買意欲を引き出せます。
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