ラベラーを導入して手作業を削減し生産性向上・衛生要件への対応を実現

株式会社大原商店
- 業種・サービス
- 豆菓子の製造・販売など
- 本社所在地
- 神奈川県
株式会社大原商店 代表取締役の大原盛善様に、大阪シーリング印刷株式会社(以下、OSP)とのお取引の経緯と、得られた効果について詳しくうかがいました。OSPのラベラーを導入してラベル貼りを自動化・内製化し、食品衛生認証に対応。効率アップで得られた余力を、顧客開拓やブランド戦略などに投入されています。
お客様の課題
- 手作業でのラベル貼りにかかる人件費が大きかった
- ラベル貼りを外注する案件では、目が届かない工程が発生することへの不安があった
- 貼り付け作業にかかるリソースを、戦略立案などに振り向けたい
OSPの提案
- ラベラーの導入により生産性を向上させた
- ラベル貼りを内製化して管理・物流コストを削減し、さらに食品衛生認証の要件に対応
- 役員クラスがより付加価値の高い業務に時間を割けるようになった
認証取得を見据えた安全性の担保と、慢性的な人手不足が課題だった
貴社の事業について教えてください。
大原様:当社は老舗の豆菓子メーカーとして、豆菓子の製造を中心に取り組んでいます。仕事の大部分がOEMで、取引先の要望に合わせたレシピ開発から製造・梱包まで対応。小ロット多品種・高付加価値の商品づくりに強みがあり、自社ブランド「豆屋大原」の多彩なラインナップがそれを象徴しています。各地の特産品を原料に用いた豆菓子の開発も得意としており、近年は土産物の引き合いが強いですね。本社と同じ川崎市内の直営店では、豆菓子だけでなくケーキなど洋菓子も販売しています。
OSPのラベラーを導入された経緯を教えてください。
大原様:ラベル貼りを機械化した背景には、ふたつの理由があります。まずは、食品衛生規格の認定対応です。取引先や消費者の安全意識がますます高まる中、メーカーとしてそのニーズに応える品質保証が必要だと考えました。そこで事業成長に向けた一手として、食品安全マネジメント規格「JFS規格」の認定取得を目指すことにしたんです。すると、手貼りによる異物付着リスクへの対応が必要となり、機械の導入を本格的に検討するようになりました。
もうひとつの課題は、生産性の向上です。ラベラーを導入する前は、人手不足と工賃削減のため、私たち役員がラベルを貼っていました。出荷が追いつかないときは、時間外に作業することもしばしば。しかし、数人がかりで集中しても、1時間で貼れる枚数は500〜1,000枚程度。「経営層が本来取り組むべき仕事に注力できていないのでは?」という問題意識に加え、現場の疲弊感も強い動機となりました。
現場運用に適したラベラーで生産性が向上し、会社経営に集中できた
OSPのラベラーを選ばれた決め手は、何だったのでしょうか?
大原様:特に重きを置いたのが「現場で使いやすいかどうか」という点です。操作性はもちろん、多品種を製造している当社にとっては、設定変更のしやすさが特に重要。複数社のラベラーを見比べましたが、操作が複雑だったり、取り替えに手間がかかりそうな機種もありました。その点OSPさんのラベラーは、現場で直感的に扱えるイメージが持てたんです。シンプルな構造ならではの自由度の高さ、耐久性が魅力的でした。またラベル運用全体について、OSPさんへの信頼感もありました。というのも、以前からOSPさんのラベルプリンタを使っていて、拡張性の高さに助けられていたんです。加えて、アフターサービスが充実している点も決め手のひとつ。価格も市場水準と比べて妥当で、投資額を数年で回収できると判断しました。
ラベラーの導入後は、どのような変化がありましたか?
大原様:まず、機械貼りへ移行することで衛生面の課題をクリアし、実際に「JFS-B」の認証を受けることができました。当社の信頼性向上、競争力強化の追い風になると考えています。そして効率化も実現し、1人の操作で1時間あたり約1,000枚貼れるようになりました。導入前と比べると、作業効率は概算で2倍以上。まだ稼働し始めて間もないですが、すでに高い効果を実感しています。また操作が簡単なため、私以外の従業員に作業を任せることが可能です。誰でも一定の品質でラベルを貼れるので、属人化の解消にも一役買っています。
以前は大量にラベルを貼る場合は、協力企業に作業を外注することもありました。ただ、社外での作業が発生することで、仕上がりのばらつきにも不安を抱えていたんです。内製化が進んだことで品質は安定し、物流・管理・コミュニケーションコストも低減。会社の将来を見据えた業務に、時間と労力を振り分けられるようになりました。
OSPによる解決策を武器に、価値の高い豆菓子開発を加速したい
貴社のビジネスにおいて、OSPが貢献できていることを教えてください。
大原様:国内の豆菓子市場はどうしても価格競争になりがちです。その中で当社は、品数を増やし、なおかつ付加価値の高い商品を増やす方向に舵を切り、売上を伸ばしてきました。製造工程は複雑化してしまいますが、適切な手段を選んで投資すれば、効率化と両立することは可能だと実感しています。職人の感覚が大切な豆菓子製造は自動化が難しく、今も100%人の力で作っています。一方で「頼るべきところは機械に頼る」という判断が重要です。そこで不可欠なのがOSPさんの提案力。当社の直面する課題を見定め、効果を発揮する策を示してくれるので助かっています。
今後、OSPに期待されることは何でしょうか?
大原様:近年は、製造から梱包まで一貫受託する、高単価の取引が増え、クライアントがパッケージに求める仕様も幅広くなってきました。例えば、ブランディングが重視される美術館様の土産物は、仕上がりに対する目も厳しいですが、OSPさんの高品質な印刷に助けてもらっています。現在は、これらの成功体験を生かし、海外進出も画策中です。付加価値の向上と人的リソースの最適化は終わりのないテーマ。人がやるべき「味づくり」と今後も真摯に向き合っていくために、これからも力を貸してもらいたいです。
株式会社大原商店について
創業90年を超える菓子メーカー。大手を含む多くの企業のOEMメーカーとして製造・納入するほか、自社ブランド「豆屋大原」を展開。落花生を使った伝統的な菓子から、洋風フレーバーまで多彩な商品を販売している。手作業にこだわった製法と高い品質で評価を得ており、直営店「菓子工房おおはら」では洋菓子も手がける。障害者雇用にも積極的で、工程を見直すなどして、多様な人材が働きやすい環境づくりを進めている。
https://www.mameya-ohhara.com/index.html
