
ギフト用スリーブケースやモッテパックを活用し新たなターゲットに訴求

美鈴コーヒー株式会社
- 業種・サービス
- コーヒーの焙煎・販売/店舗運営
- 本社所在地
- 東京都
美鈴コーヒー株式会社 直営事業本部 係長の岩井慎治様に、大阪シーリング印刷株式会社(以下、OSP)とのお取引の経緯と、得られた効果について詳しくうかがいました。OSPの商材の幅広さを活かし、包材やデザインの発注を集約。コーヒーなどの既存商品とパッケージを掛け合わせ、次々と新商品を創出されています。
お客様の課題
- 店頭販売品の設計やデザインを見直し、若年層を取り込みたい
- 包材の調達先が多数あり、発注管理コストがかかっていた
- 企画やデザインに関する社内での意思決定のスピードを高めたい
OSPの提案
- ターゲット拡大を図り、ギフト箱を刷新し、詰め合わせ用の袋やグッズなどを商品化
- 紙製品・フィルム製品に統一感のあるデザインをご提案し、ブランドイメージづくりを支援
- デザイン〜製造の一貫体制を活かして現物サンプルを作成し、合意形成の時間を短縮
包装不要なスリーブケースをギフトに採用し、イメージ刷新と省力化を推進
OSPとのお取引が始まった経緯を教えてください。
岩井様:当グループのコーヒーは長年にわたり、北海道をはじめとする各地のお客様にご愛飲いただいています。しかし店舗での豆の販売方法やツールは、まだまだ発展させられる余地があります。どのように届ければ、より多くの方に手に取っていただけるだろう? とヒントを求めてパッケージの展示会を訪れることもあり、OSPさんとつながりができました。これまでメイン顧客はシニア層だったので「若い世代にも当社のコーヒーを飲んでもらいたい」などの相談をしたところ、さまざまな提案をしてもらい、お取引がスタートしました。

最初に商品化したギフトボックスについて教えてください。
岩井様:ドリップコーヒーの箱と、それらを収めるスリーブを作りました。スリーブは3種類あり、それぞれ3箱・6箱・9箱収まるよう設計されています。包装しなくても、買ってそのままプレゼントできるデザインを目指し、まずは見積もりを依頼。その後は、担当者さんが設計部署と連携して進行してくれました。当社が売上を伸ばすには、店舗での飲食だけでなく、物販の成長が欠かせません。もともと贈答品としてコーヒーセットを販売していましたが、商品の魅力を高めることで、ギフト商品として選ばれる機会を広げました。

店頭での見映えや反応、お客様対応にどんな変化が生まれましたか?
岩井様:まず箱全体の見映えが良くなり、店頭で展開しやすくなりました。親しみやすくも洗練された印象になったことで、これまでに比べてお客さまに手に取っていただける機会が増えました。また、若い世代のお客さまの目にも留まりやすくなったと感じています。あわせて、包装を前提にしないデザインに刷新したので、お客様へのお渡しまでがスムーズに。店頭スタッフからは「繁忙期は特に大変だった、包装作業の負担が軽減された」と好評です。さらに、チャックと手提げ用の持ち手が付いたフィルム袋「モッテパック」を活用し、お土産用の袋も商品化するなど、OSPさんとの協力関係を強化しています。
立体サンプルを用いてイメージを共有することで、意思決定が迅速に
モッテパックの完成後はどのような効果が得られましたか?
岩井様:美鈴コーヒーのモッテパックは、当社のイメージをポップなデザインで表現しつつ、中身がよく見えるようにクリア部分を広く設けました。函館空港などのお土産売り場で、おもに袋単体で販売しています。その中に、お客様が自由にコーヒーやお菓子などを詰めていき、自分だけのお土産セットを作ることができるんです。中身のパッケージと袋が組み合わさると、さらに映える見た目になります。「自分で選ぶ楽しさ」という体験を提供できたことで、若い世代との接点が増えたと感じています。

OSPとの協業で、特に評価していただいているのはどのような点ですか?
岩井様:商品づくりの初期段階から、画像データだけでなく、箱型や袋のサンプルを用意してもらえるのがありがたいですね。このような印刷会社はたいへん珍しく、デザイン・設計から印刷まで一貫して取り組んでいるOSPさんならではの動きではないでしょうか。仮に修正があっても、見直すポイントが明確です。加えて、設計からデザイン、生産までがひとつの窓口で完結するワンストップ体制なので、無駄のない打ち合わせができて助かっています。 手に取れる検討材料があると、印刷や接着に関する専門知識を持ち合わせていなくても、完成形のイメージを共有できます。そのおかげで、社内での合意形成もスムーズになりました。現物に近い状態で説明でき、売り場での存在感まで想像がつきやすいので、幹部も自信を持って“GO”を出してくれているはずです。結果として、プロジェクト全体のスピード感が格段にアップしました。最近はパッケージ類だけでなく、コーヒーフレッシュをモチーフにしたメッセージカードやクリアファイルなど、印刷や加工のノウハウを活かしたグッズの製作にも協力してもらっており、認知度アップ、ファンづくりの施策にも新たな風が吹き込まれました。

複数工程・多商材をカバーするワンストップ体制は、商品開発の味方
貴社ではOSP製パッケージの導入を加速されています。その要因を教えてください。
岩井様:OSPさんは紙器やフィルム、ラベルなど、パッケージに関するあらゆる製品・加工を網羅していますよね。パッケージに関して相談すると、要件に当てはまるものを一通り提案してもらえます。「この資材はどこに依頼するべきかな」と迷う時間が減り、アイデアがひらめいたらまず相談、という形が出来上がりました。また窓口が一つにまとまったことで、連絡先の分散による往復や混乱、同じ説明を何度も繰り返す手間が少なくなります。業務が効率化され、以前よりも商品企画に集中できるようになりました。
今後、OSPに期待されることは何でしょうか?
岩井様:当社にはインハウスデザイナーも在籍しています。しかし、商品コンセプトや販売チャネルに合わせ、企画のバリエーションを増やすためには、外部の力を借りることも有効だと考えています。当グループは2032年に創業100周年を迎えます。大きな節目を迎えるタイミングでブランド認知を推進する上でも、OSPさんというパートナーの存在は心強い。専門知識だけでなく、幅広い業界での実績から生まれるアイデアも受け取りながら、魅力的なものづくりを一緒に進めていきたいと考えています。

美鈴コーヒー株式会社について

1961年設立。店舗運営や業務用卸、業務用スーパーなど、多角的に事業を展開。国内外から厳選した生豆を自社で焙煎しており、その品質の高さに定評がある。「誠実なる挑戦」を掲げ、顧客の好みに応じて店舗で豆を焙煎するオーダーメイドの焙煎システムをはじめ、菓子部門の商品開発にも注力。首都圏でも「函館」の名を冠した店舗を展開している。
https://www.misuzucoffee.com/
