フレキソ印刷:安定性と多機能性を兼ね備える印刷方法

作成日:2015年8月4日

最終更新日:2023年11月15日

タグ:#フレキソ印刷

フレキソ印刷は、安定性と柔軟性を兼ね備えた印刷方法で、特にベタ刷りにおいてその真価を発揮します。この記事では、フレキソ印刷の特長や利点について詳しくご紹介します。

フレキソ印刷の特長

均一なベタ印刷

フレキソ印刷は、表面が凹凸のある素材や伸縮性のある素材に対しても均一で鮮やかなベタ印刷を実現します。これは、フレキソ印刷の印刷プレートが柔軟性があり、素材の特性に適応できるからです。商品パッケージやラベルなど、美しい仕上がりが求められる製品に最適です。

ゴースト現象防止

ゴースト現象は、印刷物において絵柄にない濃淡(グラデーション)が生じる現象です。フレキソ印刷は、ムラのない安定した印刷を実現し、ゴーストが起きにくいという特長があります。品質の安定性が求められる印刷プロジェクトにおいて、信頼性の高い選択肢となります。

小ロット印刷

OSPのフレキソ印刷は、小ロット印刷に対応しており、効率的な生産が可能です。印刷物の仕上げは、ロールまたはシートカットによって行われ、お客様のニーズに合わせた柔軟な提供が可能です。

フレキソ印刷の利点とは?

フレキソ印刷の利点は多岐にわたりますが、以下に主要なポイントをまとめました。

安定した印刷品質

フレキソ印刷は高い品質を維持し、印刷の途中で色が変化したり、再版時に色が変わることがありません。安定性が重要なブランドや製品に適しています。

幅広い原紙対応

粘度の低いインキ(液状UVインキ)を使用するため、平滑なコート紙からラフな粗面の原紙まで幅広い素材に印刷できます。柔軟性が高いのが特徴です。

環境への配慮

液状インキを使用するため、揮発性有機化合物(VOC)の発生が少なく、環境にやさしい印刷方法としても評価されています。

フレキソ印刷の用途と素材

フレキソ印刷は多くの用途に適しており、以下にいくつかの例を挙げてみましょう。

包装資材

商品パッケージ、ラベル、袋、ボックス、シュリンクスリーブなど、多種多様な包装資材に使用されます。

広告宣伝物

パンフレット、フライヤー、ポスター、販促ツール、POPディスプレイなど、広告宣伝物の制作にも利用されます。

産業製品

工業製品のラベル、テープ、シート、部品など、多岐にわたる産業製品の印刷に使用されます。

食品業界

食品のパッケージ、ラベル、シール、フィルム包装など、食品業界で広く採用されています。

まとめ

フレキソ印刷は、その安定性と多機能性から包装資材や印刷物の制作に幅広く活用されています。OSPでは、フレキソ印刷の特性を最大限に活かし、お客様のニーズに合ったデザインから印刷までサポートいたします。シール、ラベル、商品パッケージに関するご相談やお見積り依頼は、お気軽にOSPまでご連絡ください。品質と信頼性を重視するなら、フレキソ印刷が最適な選択肢です。

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この記事の筆者

中嶋

OSP TOP NEWS 編集担当。
OSPの製品やサービスの情報から、包装や食品表示に関する法改正やトレンド情報まで、多岐にわたるジャンルの記事を20年以上にわたり執筆。
食品包装の豊富な知識を活かして、最近では製造メーカーの組合や、包材メーカーが主催の、衛生説明会に招かれて講師などを務める。
趣味はソルトルアーフィッシング。

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