プリンタ出力と印刷の色みの違いを解決
作成日:2019年10月21日
最終更新日:2024年08月16日
大阪シーリング印刷(OSP)はデザイン出力をしています。その中で多数の成功例や失敗例があります。この記事では、インクジェットプリンタやコピー機などでデザインを出力する際に発生する、色みに関するトラブルと解決策を紹介します。デザインイメージを確認する際の参考にしてください。
目次
プリンタ出力と印刷の色みの違い

コピー出力を色見本として印刷すると、デザインが違ったり、淡い色が濃く印刷されてしまったりするケースがあります。
色味が違う原因

印刷はプリンタインクやトナーの特性、または用紙によっても変化します。一般的なインクジェットプリンタと印刷の色調を合わせることは非常に困難です。
改善策|色見本帳を活用

コピー出力と印刷の色味の違いを防ぐために、特色の色指示に便利な色見本帳の活用がおすすめです。
色見本帳を使用すると、色みの仕上がりを簡単にイメージできます。「セレクトカラー見本帳」と「OSPカラーファインダー」を使用すると、色味の違いを防げます。
セレクトカラー見本帳 | 正確な色の確認ができる便利な色見本帳 |
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OSPカラーファインダー | 全354色 ニーズにあった色見本帳 色指示に便利なカラーファインダー |
改善策|校正刷を活用

コピー出力と印刷の色味の違いを防ぐためには、校正刷を指示いただくこともおすすめです。
印刷の前に色見本として、お客様からOSPに指示いただきます。その後、OSPからお客様に校正別の推奨をします。そのため、印刷に近い色みで確認できます。
※なお、校正別には納期と費用が発生します。
色味が変化する場合の事例
ラベルの凸輪転印刷機では、ブリンタ出力とは構造が違うため、色の再現に限りがあり予測が難しくなります。
バックの薄い水色が印刷では濃くあがる場合

淡い色みが濃くなる場合

薄い黄色が濃くなる場合

色の再現性にこだわりたい方
色の再現性にこだわりたい方は、色校正による色みの確認を推奨します。また、細かな色の表現ができるオフセット輪転印刷ラベルがおすすめです。ご不明点はOSPまでお気軽にお問い合わせください。

この記事の筆者

中嶋
OSP TOP NEWS 編集担当。
OSPの製品やサービスの情報から、包装や食品表示に関する法改正やトレンド情報まで、多岐にわたるジャンルの記事を20年以上にわたり執筆。
食品包装の豊富な知識を活かして、最近では製造メーカーの組合や、包材メーカーが主催の、衛生説明会に招かれて講師などを務める。
趣味はソルトルアーフィッシング。