簡単データ入稿の基礎知識 その3
作成日:2018年3月8日
最終更新日:2024年08月26日
デザインを作成して印刷会社にデータを入稿する際、知っておくべき基礎知識があります。この記事では、初めてデータ入稿する方にも分かりやすく、「データ入稿の基礎知識」について詳しく解説します。
データ入稿のポイント
カラーモードと印刷の色について

デザイン作成時のカラーモードは重要です。RGBの画像はCMYKに変換すると暗くなり、色味が変わります。RGBとCMYKでは表現できる色の範囲が異なり、CMYKはRGBに比べて狭いです。
そのため、RGBで作成されたデータはCMYKに変換すると多少くすんだ感じになります。画像の色調について不明点があれば、調整も行いますのでお問い合わせください。
画像の解像度の目安

画像の解像度も品質に直結します。原寸で200dpi以下の解像度は粗く、印刷には向いていません。300dpi以上の高解像度データを用意することで、美しい印刷が可能です。特に文字を含む場合は、高解像度のものをご用意ください。
白色の表現について

透明ラベルなどでは、白印刷が必要な場合があります。白版部分が不明なデータは修正し、確認を行います。デザインによって透けさせる部分と白押さえの部分が判別しづらいことがありますので、白印刷のみの別データが必要です。透明ラベルのデータ作成に便利な色チップをダウンロードできます。
詳細なデータ作成方法は、大阪シーリング印刷のWEBサイトでご確認いただけます。
入稿データをチェック

お客様が作成されたデータは、すべて印刷に適しているか確認してから進行しています。出力見本と照らし合わせ、以下の点をチェックします。
- サイズ
- 色数
- 使用フォントのアウトライン
- 色合い
- 解像度
- 白版の有無
満足いただける仕上がりのために、ご相談・ご提案をさせていただきます。
まとめ
データ入稿の基礎知識を理解することで、スムーズなデータ入稿と高品質な印刷を実現できます。大阪シーリング印刷では、詳細なサポートも提供していますので、データ作成や入稿に関する不明点があれば、お気軽にお問い合わせください。

この記事の筆者

中嶋
OSP TOP NEWS 編集担当。
OSPの製品やサービスの情報から、包装や食品表示に関する法改正やトレンド情報まで、多岐にわたるジャンルの記事を20年以上にわたり執筆。
食品包装の豊富な知識を活かして、最近では製造メーカーの組合や、包材メーカーが主催の、衛生説明会に招かれて講師などを務める。
趣味はソルトルアーフィッシング。