お酒は日本国内外で多くの人々に愛され、特に和食に合わせたお酒が注目を浴びています。今回は、OSPがお酒のシール・ラベルを制作する際の表示に関する重要なポイントをご紹介いたします。
目次
清酒の場合の表示例
文字の大きさについて
表示は8ポイント以上の大きさで、見やすく表示します。
表示義務について
「清酒」または「日本酒」と表示。内容量により文字の大きさが異なります。例えば、720㎖の場合、「清酒」は16ポイント以上、「日本酒」は14ポイント以上表示します。
容器の内容量は㎖またはℓで表示します。
製造した年月を表示します。業界の自主基準に従って製造年月を表示します。例えば、「製造年月 平成29年10月」、「製造年月 2017.10」、「製造年月 29.10」といった形式です。
1度単位または0.5単位で表示します。
原材料名を表示します。業界の自主基準では原料米の産地表示が必要です。
製造者の氏名または名称、所在地を表示します。
未成年者の飲酒防止の表示が必要です。例えば、「飲酒は20歳になってから」といった文言を、5.5ポイントから6.0ポイントの大きさで表示します。
任意表示について
特定名称酒と呼ばれるお酒の品位を表示します。例として「純米酒」「純米吟醸酒」「大吟醸」などが挙げられますが、条件によって異なります。
原料となる米の品種を表示します。
精米の歩合を%で表示します。
健康問題・リサイクルの表示について
文字の大きさは6ポイント以上で表示し、妊娠中や授乳期の飲酒に関して警告する文言や、飲みすぎに注意する文言、リサイクルに関する表示を行います。
焼酎の場合の表示例
文字の大きさについて
表示は8ポイント以上の大きさで、見やすく表示します。
表示義務について
酒類の品目を表示します。内容量により文字の大きさが異なります。例えば、720㎖の場合は10.5ポイントです。
法に定める税率適用区分を同じくする1度の範囲内で表示します。
容器の内容量は㎖またはℓで表示します。
原材料名を表示します。
製造者の氏名または名称、所在地を表示します。
未成年者の飲酒防止の表示が必要です。文字の大きさは5.5ポイントから6.0ポイントとします。
任意表示について
摂取に関する注意や警告を表示します。
必要に応じて指示や警告の表示を行います。
特定の原材料の使用を強調する表示が可能です。使用割合が50%以上でなければ表示できない規約もある「冠表示」と呼ばれるものです。
OSPでは、お酒のシール・ラベル制作において長年培ってきたノウハウを活かし、最適な表示ラベルの提案を行っています。表示ラベルの印刷についてご検討の際は、お気軽にOSPにご相談ください。