著作権|ラベルやパッケージの著作権

著作権|ラベルやパッケージの著作権

作成日:2015年08月06日最終更新日:2024年08月08日

著作権はクリエイティブな作品を保護するもので、ラベルやパッケージなどの印刷物にも適用されます。この記事では、印刷物に関わる著作物の範囲と、それに伴う権利について解説します。さらに、著作権侵害を避けるための具体的な対策とよくある質問を提供します。

著作権とは

ラベルやパッケージなどの印刷物は著作権の集合です。印刷は受発注2者間だけの問題ではなく、そこに関わる著作者との関係を把握しないと、トラブルのもとになりえます。

印刷物に関わる著作物とは

著作物

以下に当てはまるものが、印刷物に関わる著作物です。

  1. 小説や論文など「言語の著作物」
  2. 絵画や彫刻など「美術の著作物」
  3. 「写真の著作物」
  4. 「地図・図形の著作物」
  5. パソコンソフトなど「プログラムの著作物」
  6. 「データベースの著作物」

著作権は、申請や登録が必要ありません。作品を創作や公表した時点で、誰にでも自動的に権利が発生します。

以下の記事では、「商標」について、詳しく解説しています。気になる方はぜひご覧ください。
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著作権のよくある質問

Q.著作権フリーと書かれているHPからイラストをダウンロード。これを使用してラベルを作りたいのだけれど⋯。

著作権フリー

A.インターネットのイラストや画像は、基本的に個人や限られた範囲のみ使用できるものがほとんどです。営利目的の場合は、制限がついているケースがあります。「使用上の注意」が掲載されている場合は、それをよく読み、守りましょう。

Q.制作者(著作者)からいただいたイラストの色合いを変更したくて。勝手に変えるのはいけないのでしょうか。

イラスト

A.著作者本人に修正してもらうか、修正したものを著作者に確認した上で了承をもらいましょう。写真のトリミングや原稿の修正、ロゴマークの変形なども同様に注意が必要です。

著作権を侵害しないようにしましょう

ラベルやパッケージなどの印刷物で、著作権を侵害しないように気をつけましょう。

オリジナルな素材を制作

オリジナル

100%オリジナルの素材を作るようにしましょう。制作中、知らずに他の著作物と似てしまう可能性があります。オリジナルな部分を入れるように心がけましょう。まずは自分ですべて考えて制作するのが無難です。

必ず使用の許可を得る

使用許可

著作物を使用する場合は、相手に使用や加工の主旨を説明し、許可をとって使いましょう。

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まとめ

この記事では、ラベルやパッケージの印刷物の著作権、それらを適切に利用するためのガイドラインを紹介しました。著作権は作品が創造された瞬間に発生し、著作物の使用やオリジナル作品の作成について理解しましょう。

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この記事の筆者

中嶋

OSP TOP NEWS 編集担当。
OSPの製品やサービスの情報から、包装や食品表示に関する法改正やトレンド情報まで、多岐にわたるジャンルの記事を20年以上にわたり執筆。
食品包装の豊富な知識を活かして、最近では製造メーカーの組合や、包材メーカーが主催の、衛生説明会に招かれて講師などを務める。
趣味はソルトルアーフィッシング。

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