カラーユニバーサルデザイン
作成日:2015年8月4日
最終更新日:2024年08月08日
カラーユニバーサルデザインは、すべての人に情報が正確に伝わるよう、多様な色覚を考慮してデザインするアプローチです。この記事では、誰もが見やすいシールやラベルの制作について、色覚異常を持つ人々も含めたすべての消費者に対応するデザインの重要性について解説します。
目次
カラーユニバーサルデザインとは

カラーユニバーサルデザインとは、多様な色覚に配慮して、情報がなるべくすべての人に正確に伝わるように、利用者の視点に立ってデザインすることです。
シールやラベルを制作する場合、誰もが読みやすい文字の大きさ、わかりやすい表示や識別しやすい色、栄養素やカロリー等の表示に配慮する必要があります。
特に色覚異常がある方に対して、「識別しやすい色」に対する配慮が重要です。
色覚異常とは

色覚異常がある方は正常な色覚者と比べて赤、緑、青を感じる機能のどれかが失われていたり、特定範囲の色の差が感じにくくなったりしています。色覚異常は先天性のものがほとんどです。異常のない方と比べ、デザインに対する感じ方は大きく異なります。色づかいを配慮しないと不便に感じるケースがあります。
OSPではカラーUD(ユニバーサルデザイン)診断を開始
OSPでは皆様がお使いのシール・ラベルを誰もが見やすいように、カラーUD(ユニバーサルデザイン)診断いたします。
OSPのカラーユニバーサルデザイン診断の流れを紹介します。
ステップ1:ご使用中のラベルをチェック

現在、ご使用中のラベルをチェックし、色覚異常の方の見分けにくい色の組み合わせをシミュレーション表示します。
チェック後、プリントアウトも可能です。
ステップ2:UD(ユニバーサルデザイン)ラベルの提案

色覚異常の方に配慮した「色の選択」や「配色のパターン」を、簡単に作成できます。配色やデザインを工夫し、多くの方に識別しやすくする事が大切です。
表示等、強調したい場合、色だけでなく形の変化をつけましょう。
デザイン例
- 太字にする
- 書体を変える
- 反転文字にする
- アンダーラインをつける
以下の記事ではOSPが提供する加工技術やラベルなどについて、詳しく解説しています。気になる方は、ぜひご覧ください。
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まとめ
カラーユニバーサルデザインについて紹介しました。多様な色覚に配慮して、情報がなるべくすべての人に正確に伝わるようにシールやレベルをデザインしましょう。
OSPでは、カラーUD(ユニバーサルデザイン)診断をしているので、いつでも担当営業にお申し付けください。
この記事の筆者

中嶋
OSP TOP NEWS 編集担当。
OSPの製品やサービスの情報から、包装や食品表示に関する法改正やトレンド情報まで、多岐にわたるジャンルの記事を20年以上にわたり執筆。
食品包装の豊富な知識を活かして、最近では製造メーカーの組合や、包材メーカーが主催の、衛生説明会に招かれて講師などを務める。
趣味はソルトルアーフィッシング。