フレキソ印刷|安定性と多機能性を兼ね備える印刷方法
作成日:2015年8月4日
最終更新日:2024年08月16日
フレキソ印刷は、安定性と柔軟性を兼ね備えた印刷方法です。特にベタ刷りは綺麗で安定性のある印刷ができます。この記事では、フレキソ印刷の特長やメリットについて詳しく紹介します。
目次
OSPのフレキソ印刷とは

大阪シーリング印刷(OSP)のフレキソ印刷は、凸輪転印刷の一種で、安定した印刷ができます。印刷の途中で色が変化したり、再販時に色が変わることがありません。
粘度の低いインキ(液状UVインキ)が使用できるので、平滑なコート紙から表面がラフな粗面の原紙まで幅広く印刷できます。
フレキソ印刷の特長
まずはフレキソ印刷の特徴について解説します。
均一なベタ印刷

フレキソ印刷は、表面が凹凸のある素材や伸縮性のある素材でもインキがムラなく、鮮やかなベタ印刷ができます。これは、フレキソ印刷の印刷プレートに柔軟性があり、素材の特性に適応できるからです。商品パッケージやラベルなど、美しい仕上がりが求められる製品におすすめです。
希望の特色を綺麗に印刷

OSPでは、光沢のあるフレキソ向けの特色インキを用意しています。また、食品業界などでトレンドになっている人気のカラーも取り揃えているので、フレキソ印刷を検討している企業様も安心してご相談ください。
ゴースト現象防止

ゴースト現象は、印刷物に絵柄にない濃淡(グラデーション)が生じる現象です。フレキソ印刷は、ムラのない安定した印刷ができ、ゴーストが起きにくいという特長があります。
小ロット印刷

OSPのフレキソ印刷は、小ロット印刷に対応しています。希望の枚数を承り、印刷物の仕上がりは、ロールまたはシートカットで納品します。お客様のニーズに合わせた柔軟な対応が可能です。
以下の記事では、OSPが提供するオフセット印刷とオンデマンド印刷について詳しく解説しています。気になる方はぜひご覧ください。
関連記事:オフセット印刷・オンデマンド印刷の違い【おすすめの印刷物】
フレキソ印刷のメリットとは
フレキソ印刷の3つのメリットを紹介します。
安定した印刷品質
フレキソ印刷は高い品質を維持し、印刷の途中で色が変化したり、再版時に色が変わることがありません。そのため、品質維持が大切なブランドや製品におすすめです。
幅広い原紙に対応
フレキソ印刷は、粘度の低いインキ(液状UVインキ)を使用します。そのため、平滑なコート紙からラフな粗面の原紙まで幅広い素材に印刷できます。柔軟性が高いのが特徴です。
環境への配慮
液状インキを使用するため、揮発性有機化合物(VOC)の発生が少なく、環境にやさしい印刷方法としても評価されています。
フレキソ印刷の用途
フレキソ印刷はさまざまな用途に対応しています。ここからは、フレキソ印刷の用途を紹介します。
包装資材
商品パッケージ、ラベル、袋、ボックス、シュリンクスリーブなど、多種多様な包装資材に使用されます。
広告宣伝物
パンフレット、フライヤー、ポスター、販促ツール、POPディスプレイなど、広告宣伝物の制作にも利用されます。
産業製品
工業製品のラベル、テープ、シート、部品など、さまざまな産業製品の印刷に使用されます。
食品業界
食品のパッケージ、ラベル、シール、フィルム包装など、食品業界で広く採用されています。
以下の記事では、フレキソ印刷技術を採用している「親展ラベル」について詳しく解説しています。気になる方は、ぜひご覧ください。
関連記事:個人情報保護を徹底する「親展ラベル」
まとめ
フレキソ印刷は、その安定性と多機能性から包装資材や印刷物の制作に幅広く活用されています。OSPでは、フレキソ印刷の特性を最大限に活かし、お客様のニーズに合ったデザインから印刷までサポートいたします。
シール、ラベル、商品パッケージに関するご相談やお見積り依頼は、お気軽にOSPまでご連絡ください。品質と信頼性を重視するなら、フレキソ印刷がおすすめです。
この記事の筆者

中嶋
OSP TOP NEWS 編集担当。
OSPの製品やサービスの情報から、包装や食品表示に関する法改正やトレンド情報まで、多岐にわたるジャンルの記事を20年以上にわたり執筆。
食品包装の豊富な知識を活かして、最近では製造メーカーの組合や、包材メーカーが主催の、衛生説明会に招かれて講師などを務める。
趣味はソルトルアーフィッシング。