シール・ラベルの表面加工
作成日:2015年7月22日
最終更新日:2024年08月16日
大阪シーリング印刷(OSP)では、シールやラベルに表面加工ができます。表面加工には、強度が高い、単価が安い、美飾性があるなどさまざなな特徴があります。この記事では、シール・ラベルの効果的な表面加工を紹介します。
目次
表面加工のメリット

シールやラベルに表面加工を施すことで、製品の外観を美しくするだけでなく、機能面でもさまざまなメリットがあります。
機能性
表面加工は、印刷されたシールやラベルを保護し、擦れや汚れを防止します。シールやラベルの耐水性や耐摩擦性が向上し、長期間使用しても品質が保たれます。
意匠性
表面加工によって、シールやラベルにツヤを加えたり、マットな質感を持たせることで、デザインの幅が広がります。商品に高級感を持たせたり、他の商品との差別化を図ることができます。
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表面加工の種類と特徴
表面加工にはさまざまな種類があり、「塗る」「貼る」「写す」といった手法に分けられます。それぞれの特徴を詳しく見ていきましょう。
塗る
紙の表面に光沢剤を塗る方法で、比較的安価に加工できます。
OPニス

OP(オーバープリント)は、インキを刷るのと同じ印刷機(特別な二ス専用コーターを使わず)で、インキの代わりにニスを刷るようなイメージで行います。
艷のあるグロスニスと艶のないマットニスの2種類があります。また、版を作れるので、部分的なニス引きもできます。
※マット調にして、落ち着いた風合いを演出したい場合におすすめです。
ツヤニス
シールやラベル全体に、より光沢感を出したい場合に使用されます。印刷機とは違う、ニス専用機で行い、印刷面すべてにベタでローラー塗りを行います。
耐摩ニス

耐摩ニスは、耐摩擦性に優れた加工です。印刷物同士が運送時にぶつかり擦れるケースが多い、お酢や醤油の瓶貼りシールやラベルによく使用されます。
貼る
フィルムを紙に貼り合わせることで、強度や美飾性を高める加工です。
グロスPP
グロスPPは、ツヤニスより高価な加工です。
印刷面にPPフィルムを貼りつける加工で、強い光沢を出したり、耐摩性が上がります。
マットPP
つや消し効果のある「マットPP加工」は、手触りの良さが特徴的です。
落ち着いた質感で高級な菓子などのシールやラベルにおすすめです。
ホロPP
ホログラム柄の入ったクリアPP加工です。星などの柄が光の当たり方で綺麗に輝きます。
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写す
紙の表面に塗工した光沢剤にフィルムを転写し表現を変える表面加工を指します。
HC加工

特定のエリアにホログラムを加工し、他の商品との差別化が図れます。
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まとめ
シールやラベルの表面加工には、強度の向上や美しい仕上がり、コスト効率の良さなど、多くのメリットがあり、製品の魅力を最大限に引き出すことができます。自社製品のシールやラベルの表面加工を検討している方は、ぜひ大阪シーリング印刷(OSP)にご相談ください。商品の特性に合った最適な加工方法をご提案します。
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この記事の筆者

中嶋
OSP TOP NEWS 編集担当。
OSPの製品やサービスの情報から、包装や食品表示に関する法改正やトレンド情報まで、多岐にわたるジャンルの記事を20年以上にわたり執筆。
食品包装の豊富な知識を活かして、最近では製造メーカーの組合や、包材メーカーが主催の、衛生説明会に招かれて講師などを務める。
趣味はソルトルアーフィッシング。