ディスプレイ（RGB）で鮮やかに見える色も印刷（CMYK）では暗く沈んだ色になってしまいます。RGBカラーは印刷では再現することができないため、印刷に使用するデータは必ずCMYKで作成してください。

下図は変換前後のRGBとCMYKの画像です。彩度の高い画像ほど違いは大きくなります。

切り取り用の刃型は作成の都合上、角に１mmの丸みがつきますので、それを考慮した作成が必要です。 特に小さい刃型や尖った刃型は丸みを付けた時に形状が大きく変わりイメージと違ったものが出来上がる可能性があります。ご注意ください。

手帳シールなど４～５mmの小さなサイズで、尖った形状の刃型に１ｍｍの丸（0.5R）をつけると、形状やバランスが大きく変わってしまいます。ご注意ください。

実線で0.075mm以上、 抜き線で0.1mm以上が必要です。
細い線や文字はかけあわせ色になると版のズレが目立ちやすく、アミになると線がぼやけて点線のように見えてしまいます。場合に応じて、掛け合わせの茶色から特色の茶色へ、Kのアミを特色のグレーへ、といった色の変更のご提案もさせていただきます。
  写真は小さい文字を掛け合わせの茶色で印刷し、版ズレを起こしてしまった事例です。

刃型で切り抜く際に抜きズレが発生する可能性を考えて、刃型からプラス2mm以上の塗り足しをつけて作成してください。

刃型の内側にも切り取りがある場合も塗り足しが必要になります。

QRコードを入れる場合、1セル0.33mm以上、余白は6セル以上が必要です。
また、QRコードの下は必ず白場が必要です。

印刷がきれいにでるアミの数値の基準を4％～80％としています。これは4％未満、80％以上になると差がほとんど出ないためです。よって、白く消えていくようなデザインのグラデーションや1％、2％のかけあわせの数値を設定していただいた場合、データどおりの色合いを再現できません。
詳しくは色校正などでご確認ください。

写真画像を使用する場合、できる限りCMYKカラーモードのものをご用意ください。解像度は300ppi以上であれば美しく印刷することが可能です。200ppi以下の低解像度で進行してもいい場合はその旨を弊社担当営業にお伝えください。また画像に対してはマスクをかけるなどの処理をしていただき、不要な部分を削除するのではなく隠してください。刃型からはみ出る部分や文字と重なる部分に対しての処理などに必要となります。

オーバープリントの設定をされていると、プリントアウト時や版作成時に絵柄が見えなくなってしまい、結果必要な版を作らずに進行してしまうといったトラブルの元になることもあります。版の重ね方の処理につきましてはOSPにてすべて行いますので、オーバープリントの設定はご使用にならないようお願いします。

バーコードは紙へ印刷後のわずかなインクのにじみで読み取り不良がおこる可能性もあり大きさの規格があります。
  画像の使用は不可です。
  バーコードは基本寸法の80％から200％まで縮小・拡大できます。
  目安のサイズは80％が13桁で25mm、8桁で18mm、100％が13桁で31mm、8桁で22mmです。

サイズの都合上など規格外進行の場合はその旨をお伝えください。
またバーコード作成のソフトをお持ちでない場合は、あたりと数字を指示していただければOSPで作成させていただきます。
バーコード色は基本的に黒、紺などの濃い1色です。
かけあわせ色や読み取ることができない赤系統の色は進行不可とさせていただきます。

印刷後、指定された刃型で紙を切り抜きます。この際すべてが同じ場所で切られるわけではなく上下左右に若干のずれが生じます。絵や文字が欠けないようデザインエリアは刃型の1mm内側に入っているかご確認ください。

赤50％と、赤100％に対して白50％を重ねた色は同様にアミ50％として処理されます。しかし白色を透過で重ね薄い色を表現された場合、画面上の色と比べると実際の刷り上りが濃く感じられるようです。特色のアミの設定につきましてはスウォッチを使い濃さを調整していただくことをおすすめします。