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プラスチック容器とラベルを一体化する「インモールドラベル」

作成日:2015年8月4日

最終更新日:2023年11月15日

タグ:#プラスチック容器

インモールドラベルは、包装資材における進化の一翼を担う技術で、事前に金型にラベルを挿入し、樹脂を注入することで容器と一体成型することが可能です。この特別な技術により、プラスチック容器にラベルを貼り付ける通常の方法とは異なり、多くの利点があります。以下では、インモールドラベルの特長について詳しく説明します。

特長1 容器と一緒にリサイクル処理が可能

インモールドラベルは、容器と同じ材質で作られたラベルです。そのため、リサイクル処理の際に容器と一緒に再利用できるため、環境への負荷を減らすことができます。持続可能な包装資材としての選択肢として高く評価されています。

特長2 耐水性・耐薬品性にも優れていて、剥がれにくい

インモールドラベルは、容器の成型工程でラベルが金型内にセットされ、一体成型されるため、ラベルが容器表面にしっかりと固定されます。この特性により、水分に触れてもラベルが剥がれることがありません。また、耐薬品性も優れており、化学薬品などの影響を受けにくいので、さまざまな製品に適しています。

特長3 小ロットでの生産が可能で、在庫ロスを削減

インモールドラベルは小ロットからの生産に対応しており、およそ1,000mからの発注が可能です。これにより、在庫を抱えずに必要な分だけ生産でき、在庫ロスを削減することができます。また、再注文にも迅速に対応いたします。

特長4 ラベルが前面接着し、はがれにくい

インモールドラベルは、容器の表面にラベルが一体化しており、ラベルの段差が表面に出ないため、美しい外観が実現します。このデザイン上の特長により、デザートやドリンクなどの様々な容器に完璧にフィットし、ラベルが剥がれにくいことが保証されます。

特長5 ラベリング工程が不要なため、省力化や経済性に優れる

通常のラベリング工程が不要なため、後工程のシール貼り作業が省力化され、生産プロセスが効率化されます。これにより、コストを削減し、経済的なメリットを享受できます。

この記事では、インモールドラベルの特長に焦点を当て、その利点を詳細に説明しました。大阪シーリング印刷(OSP)では、包装資材に関する幅広いサービスを提供しており、シールやラベルの製作も得意としています。包装資材に関するご相談や製作のご依頼があれば、お気軽にOSPまでお問い合わせください。持続可能な包装ソリューションを提供し、お客様のニーズにお応えいたします。

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この記事の筆者

中嶋

OSP TOP NEWS 編集担当。
OSPの製品やサービスの情報から、包装や食品表示に関する法改正やトレンド情報まで、多岐にわたるジャンルの記事を20年以上にわたり執筆。
食品包装の豊富な知識を活かして、最近では製造メーカーの組合や、包材メーカーが主催の、衛生説明会に招かれて講師などを務める。
趣味はソルトルアーフィッシング。

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